空き家の整理は早いうちに行いましょう

相続などで空き家を保有したものの、そのままで放置した物件が増え続けています。中には、きれいに整理された空き家だけではなく、家財道具や衣類などが生前のまま残っている場合も多く、カビや害虫が発生して不衛生になっている状態も見られます。空き家の整理はなるべく早い時期に行い、清潔に保つことで資産価値も上がり、売却や有効利用も可能です。

空き家を長く放置することの問題点

空き家の放置期間が長引くと、倒壊したり不審者の侵入や放火、不法投棄の危険性が増します。不審火の原因の多くが放火で、特に空き家は人の目が少ないため標的にされます。
また、誰かが敷地内に不法投棄すると、連鎖的に雑誌や草、ペットボトルなどのゴミが捨てられていくことが多いようです。それに加えて、家の中に家財道具や布団などが残っていると燃えやすく、ご近所までも巻き込んだ大火災になってしまいかねません。

空き家はまず家の中を空っぽにすることが第一

空き家を売却する予定や賃貸物件として貸し出す場合、別荘代わりとして利用する場合など空き家の利用方法は様々ですが、空き家をベストな状態に保つには家の中のものを処分することが必要です。
空き家にしておく前に、資産となるような貴重品は形見分けなどでそれぞれ親族の手に渡っているでしょうから、ほとんどがゴミとして考えられます。しかし、依頼された業者は一つずつ確認しながら分別します。ゴミ同然と放置された中にも価値のあるものが潜んでいる場合がありますが、その場合は空き家の片付け料金との相殺をします。中には悪徳な業者もいて、不法投棄など犯罪に巻き込まれてしまう可能性もありますのでご注意ください。
空き家の整理を依頼する時は、信頼関係が大切です。当社では、遠方のため作業の始めと終わりの立ち会いができない場合なども、事前に委任状をいただくことで対応しています。

空き家の適正管理を促す法律について

「空き家対策の推進に関する特別措置法」では次のような状態の空き家物件を「特定空家」として市町村が強制的に取り壊し、費用を持ち主に請求することが可能となっています。

①倒壊など著しく保安上危険

②著しく衛生上有害

③著しく景観を損なっている

このような状態で所有者に指導や助言を行っても無視や拒否が続くと、勧告命令が下され、強制的に撤去され費用が請求されます。近隣の方から市町村に苦情がきた時点で持ち主に連絡が来ますが、状況が理解できずに訪れたところ、庭に不法投棄のゴミがあふれていたといった事例もあります。空き家にしておくなら定期的な管理が必要です。

空き家の整理は早期の対応が肝心

「空き家対策の推進に関する特別措置法」の対象になったり、ご近所に迷惑をかけないように、早めの空き家対策が肝心です。
その方法として、まずは家の中を空っぽにして風通しをよくし、庭木などの伐採や枯草の処理をするなど維持管理をしっかり行うことです。自分で全てを行えない場合は、一度ご相談ください。

空き家の利用法

将来的に空き家に住む予定がないなら自治体に問い合わせ、自治体が設置している「空き家バンク」に登録すると、自治体が地域の交流スペースとして利用してくれることもあります。各自治体によって全面寄付を望むところや、空き家の整理や片付けにかかる費用を一部負担してくれるところなど様々です。実家がそのままの状態で残り、地域に貢献できるなら無償でも構わないといった気持ちがあれば考えてみるのも一つの方法です。また、持ち家を処分して静かな田舎暮らしに憧れる若い世代も増えているので、不動産業者に相談する方法もあります。その他にも空き家の活用法として、貸店舗や貸工房として活用したり、取り壊しの費用はかかりますが、更地にして駐車場として貸す方法もあります。
空き家の使用方法は様々ですが、よく調べて納得できる方法を選びましょう。

まとめ

空き家の放置期間が長ければ長いほど、空き家の状態は悪くなってしまいます。特に物があふれたままだと、カビや害虫などもはびこりやすく不衛生になりがちです。将来的に空き家になった実家に住むにしても、早く家の内部を空っぽの状態にしておくことをおすすめします。また、庭などがある場合は庭木を伐採してすっきりさせ、周辺にゴミ箱などは置かないようにしましょう。

空き家整理の流れ

①お問合せ〜サービスのお申し込み

まずはお電話・メールにてお見積りのご予約を頂きます。
内容の確認後に担当スタッフが現地に伺い、実際にお部屋などを拝見しお見積りをいたします。
ご希望やお悩み事などをお聞かせいただいた上で、状況・ご予算に合わせた最適なプランをご提案させていただきます。サービス内容・金額にご納得いただけましたら、作業日時のご予約をいただきます。

②実作業

作業当日、最終のお部屋確認をしていただいた上で、「作業申込書類へご署名・ご捺印」をいただき作業を開始いたします。近隣様の迷惑にならないよう気遣いしながら、家財残置物の整理を行います。品物を分別、梱包、袋詰め後に、家具の分解や家財の搬出作業を行います。
徹底した仕分け作業により、再利用可能な資源を有価買取リサイクルルートへ流通いたします。

③作業完了〜お引き渡し〜代金のお支払い

整理作業終了時にお客様に立ち会っていただき、作業後の確認を行っていただきます。お引き渡し時に作業代金を現金にてお支払いいただきます。

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